応用行動分析(ABA)は心理学の一分野で、行動分析の方法や理論(学習理論)を日常生活や      
      社会の抱える課題に応用するものです。      
       日本では特別支援教育や療育というイメージが強いですが、他に経営の効率化、工事現場等      
      での安全確保、大学も含めた教育、麻薬中毒やうつ病等のセラピー、動物のトレーニング、非行      
      対策、肥満・運動不足・喫煙等の健康面やスポーツ技術の向上等も対象となっています。      
        1968年にカンザス大学のベア、ウルフ、リズリーの3名により応用行動分析が定義され、以      
      後数千を越える研究が報告されています。また心理学のうち発達障害の療育研究に取り組ん      
      だのは応用行動分析が最初です。      
        応用行動分析は行動のあらわれる環境〔広義の〕を重視します。例えばいくら教えてもできな      
      い人がいるなら、その人の能力ではなく教え方に工夫が必要だと考えます。また問題的行動が      
      あれば、それがどのような目的を達成するのか調べ、同じ目的をより効率よく達成できる適合的      
      な行動を教え、それが維持されるよう環境を整えます。      
       「あの人はLDがあるから」「この子は自閉症だからしょうがない」といった態度とは対照的に、応      
      用行動分析ではより自立した生活を達成するためにはどうしたらよいかを考えていきます。      
       日本も有名な応用行動分析の研究者を輩出し、福祉や特殊教育の分野で成果をあげています。      
             
         
         
         
         
         
         
         
         
                                                         
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